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 ここでは、NHL(天然水硬性石灰)の特性を紹介します。水硬性石灰の性質は、消石灰との違いを知ることで理解できます。その違いについて、まずはNHLの製造方法を交えて説明しましょう。

NHLの原料−原料は純度の低い石灰石
 消石灰の原料である石灰石は、地質学上は石灰岩と呼ばれる炭酸カルシウムでできた鉱物で、珊瑚などの生物が堆積して形成されたものです。
 これに対して、NHLの原料となる石灰石は、水硬性の特性を与える粘土質を含んでいます。これは、いわゆる純度の低い石灰石で、一説には太古の海岸線で河口の土砂が石灰質岩盤に堆積して出来上がったと言われています。

NHLの製造法−石灰石中の粘土質の役割
 製造法は、右図に示すように、石灰岩の破砕 → 焼成 → 消化と、順序は消石灰とほぼ同じです。
  焼成温度は製造法にもよりますが約1000℃で、消石灰との違いは石灰岩に含まれる粘土質が水硬性成分を与える部分にあります。この水硬性が消石灰とNHLの使い方の違いとして現れるのです。

水で硬化する性質−水硬性は糊の混入を不要にする
 日本では昔から、消石灰に糊材や繊維を混ぜた漆喰や、粘土と混ぜた三和土(タタキ)として石灰が利用されてきました。糊材としては、角叉(ツノマタ)や銀杏草(ギンナンソウ)といった天然物が使われてきましたが、現在では科学糊に変わってきています。この糊や繊維の利用によって消石灰は建材として利用されてきました。
 これに対しNHLは、水で固まる性質によって、糊を混入することなく、高い強度を発揮し、壁に厚みをつけて塗ることのできる材料となっています。このNHLの水硬性の発見は、建材の近代化の基礎となりました

NHLの規格−強度は調整できます
 日本NHL委員会では、欧州EN規格を参照に、NHLの規格として保有すべき強度や特性を規定しています。下は2 N/muから10N/mu、色は白、灰、褐色と石灰岩の産地によって変わります。

NHLの性能−天然が与える環境性能
 NHLは様々な骨材と組み合わせることによって、高い強度を発揮させることに加え、耐火・断熱・調湿・吸音性といた天然材ならではの性能を与えることのできる材料です。
 また、水で硬化した後は空気中の二酸化炭素を吸収して石灰岩に戻るという環境性能を備えています。その炭酸化の過程で、NHLはより強固なものとなり、建物に耐久性を与えます。

施工性−色々な用途を生み出すバインダー
 NHLは、砂などの骨材と混ぜ合わせることで石灰モルタルとして、従来のセメントモルタルのように左官材として利用できるバインダーです。
 NHL委員会では左官を含め、型枠や装飾など様々な構法を考案し皆様に提案しています。

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